親父の手がおじいちゃんの手になってた その1
東京タワー見てるとどうしても実家の両親を思ってしまいます。
前にも書きましたが22歳の時に色んな事が上手く行かなくて
1年間住所不定で過ごしていた時があります。
当時はネットカフェなど無く安易に泊まる場所が無かったので
車で速谷神社の駐車場で寝たり廿日市の木材港で寝たり
友達のワンルームマンションへ泊めてもらったりしていました。
あまり迷惑を掛けられなかったので寮のついているパチンコ屋で
働くことになりダメ人間だったので半年で次のパチンコ屋で働くことになります。
何もかもが中途半端で人生の目標も見つからず、ただただ
上手く行かない毎日に目を背けるようにパチンコやスロットを
打ち続けては負けて借金を膨らませていました。
年末も押し迫った頃、教えてないはずのパチンコ屋の
お店の電話に朝かあさんから電話が掛かってきます。
親父が倒れて入院したとの事でした。
病名は急性くも膜下出血です。
すぐに車を飛ばして尾道に帰ります。
ハンドルをガタガタ震える手で握りながら
俺の親父なら大丈夫・・・俺の親父なら大丈夫・・・
と何の根拠も無い理由をつぶやきながら高速を走りました。
そして実家に近い病院の集中治療室で意識の無い
親父と対面することになります。
つづく
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