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2006年12月 8日 (金)

ダンボール集めのおっちゃんの話 その4

小さな店舗ながら売り上げの高い部類に入っていたお店に配属された事を

幸運と思えず、ただしんどいと思い始めていた自分から作り笑顔は消え

黙々と作業を過ごす日々が続きます。

パートのおばちゃん達からも心配されるほどでした。

もう辞めてしまおう・・・・・と思った8月の暑い夏の朝の事でした。

青果部のバックルームには開けるとすぐに外のダンボール置き場に

出れるシャッターがありました。

1日に出るダンボールの廃棄量は半端ではありません。

コンテナを向かい合わせに作ったダンボール置き場は半日で

いっぱいになります。

日に2度、リヤカーを引っ張ってダンボールを集め、それを売って

日銭で暮らしているおっちゃんが取りに来ていました。

おっちゃんはかなりの年寄りで痩せ型で白髪の頭で口癖は

「スミマセン、ごめんなさいね」の腰の低い人でした。

18歳の子供の自分にも

「いつもスミマセン、もろうてええですか?」と

あやまる、そんな人でした。

心の隅で馬鹿にしていました。

仕事辞めてもあんなふうにはなりたくないな。

だからもうちょっと頑張ってみよう。

安易で情けない発想でした。

・・・・・・本当に大切な事は何も分かっちゃいませんでした。

                  つづく(明日最終話 午後8時自動更新)

貧乏だけどクリックしてほしいです・・・。

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